花火師は、美しい花火を生み出す創造性と同時に、安全性の追求のため小さなミスも起こさない細心の注意を求められます。学ぶことも多く、大変なこともありますが、その分、花火が想像していた通りに打ちあがったときの感動もひときわ大きい、やりがいのある仕事です。ここでは、岸火工品製作所で働く花火師の紹介と、簡単なメッセージを配信していきます。
花火師には「粋」が大切だと考えております。きっと昔から続く技術とともに「心」があると感じております。花火師は何を花火で表現するのか。何を感じ取ってもらえるのか。私たちの花火を通じて「粋」を感じていただけるよう日々製造にいそしんでおります。
火薬を玉皮と呼ばれるものに詰めて、花火玉を作る仕込みという作業をしています。実際に花火が空で開く様子を想像しながら単純なものから複雑なものまで、デザインします。デザインした通りに仕込みをしますが、空に上がった時、デザインした通りに必ず開くとは限りません。そこで何度も挑戦をし「綺麗な花火をお客さんに届ける」花火は一瞬で咲いて消えてしまうけれど、見ている人の心には残ります。そんな花火の魅力に取り憑かれ、何度も挑戦をします。それが私の花火師としての仕事の楽しみです!!